竜飛崎に思いを馳せて･･･ - 自転車に乗ったり乗らなかったり　[ 更新終了 ]

直径３〜４ｃｍくらいです

それはまだ、ワタシが自転車に乗り始める前のお話。

２０代の頃、ワタシはオートバイで全国津々浦々を野宿ツーリングしておりました。会社の夏休みに当時住んでいたナゴヤを出発し、ひたすら北へ、北へ･･･。たどり着いたのは本州の袋小路、青森の竜飛崎でした。

その年の東北は猛暑で、日中オートバイに乗ろうものなら熱射病で茹でダコになりかねません。お昼過ぎ、早々にオートバイでの移動をあきらめ、海パンに着替えたワタシは海へ飛び込みました。

『つ、冷たいィィィ！』真夏の猛暑のなかでも東北の海はさすがに冷たく、５分と泳いでいられません。それでもゴミひとつ無く透き通った海を思いっきり満喫して波打ち際へ上がると、足元にまん丸な石がありました。

波に洗われてカドの取れたその石に何故か心引かれ、自分への旅のオミヤゲに持ち帰ることにしました。

ところが後に調べたところ、竜飛崎を含む津軽地方は津軽国定公園で、鉱物の掘採、土石の採取には事前許可が必要とのこと。ああっ、黙って持って帰っちゃったよ･･･。

という訳で、ワタシはいつの日か再び竜飛崎を訪れ、この石を拾った海岸へと返さねばなりません。それまでは石を眺めつつ、遥か竜飛崎に思いを馳せることにします。

※身長174.0cm　標準体重66.6kg

[きょうのひとコマ]
舐めると塩の味がします（ウソ）　Photo:moizee