moizee2005-11-27

【宮崎インドアトライアスロン大会】レポート

  • 開催日:2006年3月12日(日)
  • 開催場所:宮崎県 フェニックスシーガイアリゾート

インドア?トライアスロン!(その1)《初出:2006−03−13》

トライアスロン未経験のワタシが【宮崎シーガイアトライアスロン大会】にチャレンジしてみようと決意したのは、昨年の大会にボランティアとして参加させて頂いたのがきっかけでした(詳しくはコチラ)。

まぁバイクは練習しなくても何とかなるとして、スイムは今イチ自信が無く、ランに至っては1mmも練習していないという体たらく。そんな状態でいきなり本番!というのはあまりにも無謀。そこでまずは『トライアスロンを体験してみよう!』と思い立ち【宮崎インドアトライアスロン大会】にエントリーしたのでした。

そして開催日の3月12日。前日の飲み会の余韻がまだ残っているワタシと、飲み会から帰ってきたのが朝方で(ほぼ)一睡もしていない“西都の寝坊助さん”(実は宮崎シーガイアトライアスロン大会でスイム部門の部長をなさっているスゴイお方)の2人は、開催地の《フェニックス・シーガイア・リゾート ラグゼ一ッ葉》に向かったのでした。

ラグゼ一ッ葉、そこはセレブな雰囲気漂う別世界。宮崎県の庶民派を代表するワタシにとっては『おととい、いらっしゃ〜い』的な雰囲気がそこかしこに漂う空間なのですが、今回は『インドアトライアスロンの参加者だかんな!』と気勢をあげつつ大会受付へ。そこには自転車関連のイベントやレースでよくお見受けする方々が数名いらっしゃって、ちょっと安心する。

受付を済ませ、ラグゼ一ッ葉のなかにある《フィットネス一ツ葉》へ。ここが今回のトライアスロンの舞台となるのです。

インドア?トライアスロン!(その2)《初出:2006−03−14》

大会あいさつ、競技説明および《フィットネス一ツ葉》インストラクターによる使用器材の説明がひととおり終了すると、間もなく競技がスタートされる。スイムは3名(あるいは2名)ずつのスタートとなり、ワタシはいちばん最初の組でのスタートとなるため、更衣室でスイムウェア+スイムキャップ+ゴーグルに着替え、屋内プールに向かう。

そしていよいよスイムのスタート。屋内プールで300m(25m×6往復)泳ぐのだが、極度の緊張のせいか身体が思うように動かず、全然前に進まない。プールの端から端までの25mがやけに遠く感じる。足が重く、どんどん沈んでいく錯覚に襲われる。あれれ?何でなのぉ??練習で1000m程度泳ぐことはあっても、それはマイペースで気ままに泳いでいるに過ぎない。図らずしも練習不足・経験不足を露呈する形となってしまった。

ここで焦って体力を消耗すると、後に控えたバイクとランに差し支えるので、ゆっくり泳ぐことにする。というより、単に速く泳げないだけなんだけど・・・。

そして何とか6往復を泳ぎきり、プールから上がった瞬間『あれれ、ホントに6往復泳いだっけ?』と不安が心をよぎる。“西都の凡人さん”をはじめプールサイドの係員の皆さんに『ワタシちゃんと6往復泳ぎましたぁ?』と思わず再確認。周囲の失笑を買いつつも、次のバイクに備えて更衣室へ駆け込むのでした。

インドア?トライアスロン!(その3)《初出:2006−03−15》

更衣室でそそくさと着替えを済ませ、《半袖ジャージ》+ヒザ丈のレーサーパンツ+薄手のソックス+《ランニングシューズ》といういでたちで、バイク&ランの行われるジム(写真参照)へと向かう。

そしてバイクのスタート。エアロバイクで200kcal消費するまで漕ぎ続ける。

トライアスロン3種目の競技のうち、唯一自信のあるバイク。『自転車乗りの底力を見るがいい、皆の衆!』と鼻息も荒くエアロバイクに乗り込んだものの、次の瞬間『もうダメ、キツイっす〜』と意気消沈。いつも乗っているロードバイクとはあまりにも異なる乗車感に、思わず面食らってしまう。

例えるなら『向かい風のなかシングルギヤのママチャリで延々とヒルクライムしている』ような感じ。負荷は手元の操作パネルで任意に変更できるのですが、ワタシは成人男子の標準負荷くらいまでしかペダリング出来ない。負荷を上げて時間当たりの消費カロリーを増大させ、時間短縮を目論んだものの、あえなく挫折。

昨年の第1回大会では、N武さんがMAX負荷で延々とペダリングし、クランクをねじ切った・・・。じゃ無かった、ぶっちぎりの最高タイムを叩き出したという伝説が残っているのですが、ワタシには到底ムリでした。と言うよりむしろ、どうやったらMAX負荷でペダリング出来るんですかN武さん(笑)。

操作パネルのカロリー表示を見つめながら、ひたすら漕ぎ続ける。『ああっもう飽きてきたァ!』と思いはじめた頃にやっと200kcalとなり、バイク終了。そしてワタシが最も苦手とするランが始まるのでした。

インドア?トライアスロン!(その4)《初出:2006−03−16》

スイム、バイクと続いたトライアスロンも、いよいよ最終種目であるランを残すのみ。トレッドミルで3km走るのですが、ココだけの話、室内でランニングする機械をトレッドミルと言うこと自体、ワタシは知らなかったのですよ。恥ずかしながら・・・。

『何事もチャレンジあるのみ!』とトレッドミルに飛び乗り、ランのスタート。手元の操作パネルで任意に走行スピードを変えながら(写真参照)、黙々と走り続ける。初めのうちはスピード感覚がうまく掴めず、『これくらいのスピードかなぁ?』と思っていたらスピード表示はたったの6km/h。『これじゃ歩いてるのと変わらないぢゃん!』と気付き、少しずつ様子を見ながらスピードUP。他の参加者のように速いスピードでは走れないものの、慣れればそれなりにオモシロイ(ような気がする)。

ガラス越しに、眼前に広がる松林は雨模様。折りしも宮崎県総合運動公園自転車競技場では【宮崎カップ】が開催中で、『雨に濡れたバンクは怖ぇだろうなぁ』と気遣いながらも『こっちはインドアだから雨は関係ないもんねェ』などと思ったりもする。ゴメンねみんな〜。

操作パネルに表示された走行距離は遅々として進まない。『3kmってこんなに遠かったっけ?』もっとランの練習をしておけばと後悔する。それでも、全身汗だくになりながら最後の力を振り絞る。そして何とか3km走り終わり、初めてのトライアスロンは終了したのでした。ゴール直後の写真は《コチラ》


競技の結果は、総合7位(男子8名中)と今イチでしたが、ワタシにとっては『初めてスイム・バイク・ランの3種目を成し遂げた』というだけでも大満足なのでした。公式リザルトは《コチラ》

最後になりましたが、トライアスロンを気軽に体験できる大会を開催してくださった《宮崎市トライアスロン連合》の皆さまに厚く御礼申し上げます。大会ボランティアの方々もお疲れさまでした。“西都のホモ疑惑さん”(ホントにこの名前で良いんでしょーか?)写真撮影アリガトウございました。