約束の地へ、再び。(その4)

moizee2006-03-09

昨日より続く》


Bコースの中間地点に差し掛かった辺りから、遥か彼方に苓北発電所のデッカイ煙突が見える。この辺りから天草名物(?)向かい風が吹き始める。

折りしも、ワタシの前後に人影は無く、完全な『ロンリーひとり旅』状態に。良く言えば『体力と根性が試される絶好の機会』悪く言えば『単に単調でダルいだけ』となり、漕げども漕げども一向に近づいてこない発電所の煙突が、苛立ちを更に増大させる。あぁ、昨年もこんな感じだったっけ、ひとりはツラいなぁ・・・。

それでもひたすら前進すると、あんなに遠かった発電所がもう目前に。『ざまぁ見やがれ発電所!オレの勝ちだゼ』などと九電関係者に聞かれたら怒られそうな捨てゼリフを吐きつつ、足早に立ち去る。

途中、『おっぱい岩』なるセクシースポットをニヤニヤしつつ通過すると、二江漁港の最終エイドに到着。すると、そこにはN武さんがいるではありませんか!お互いビックリ!!
そして疲労困憊したワタシを見かねたのか、エイドのうら若き乙女が『飲み物とお菓子がありますけど、どれになさいますか?』とニッコリ。すかさずワタシは『あなたの愛が欲しい!』と、ありったけの想いをぶつける。見つめ合う瞳と瞳。そして『私の愛でよければどうぞ〜』と乙女が差し出したのは冷たい水。ちょっとだけ涙の味がしました・・・。

コースは終盤の市街地に差し掛かり、交通量が次第に増えてくる。もはや神経は磨り減り、クルマや信号に気を遣う余裕は無い。『きっと事故はこういう時に起こるんだろうな〜』と思いつつ、補給食のTOPTENを飲んで(気分だけでも)元気をチャージする。もうすぐ、もうすぐでゴールだ。

向かい風は更に強くなり、あたかもブレーキを引きずって走っているかのよう。極度の疲労で、呼吸するのもひと仕事だ。まるで肺が潰れたかのように感じる。ふとポラールに目をやると、間もなくスタートから3時間30分。『これはひょっとしたら、100km自己最高記録か?』と自分自身を鼓舞しながらペダルを漕ぐ。

そしてゴール。熊本県サイクリング協会の完走記録によれば、タイムは3時間33分23秒。ヒザを故障後、最初のロングライドとしては最高の結果なのでした。まぁ、残念ながらアバンチュールは成就しなかったけどネ!

  • きょうのトレーニン
    • お休み
  • きょうのからだケア
    • 特になし
  • からだデータ
項目 内容 前回比 注記
体重 65.8kg +0.3kg  
体脂肪率 14.1% -0.2% 目標まであと1.1% 期限まであと37日
筋肉量 53.6kg +0.4kg  

※身長174.0cm 標準体重66.6kg


[きょうのひとコマ]
Bコース完走直後のN武さん。お疲れさまでしたァ!Photo:moizee