ツール・ド・おおすみ 参加レポート ♯3

moizee2006-11-29

<<昨日より続く>>


豪雨に行く手を阻まれたチャレンジコース(110km)の参加者たち。


続々と第二エイドステーションの東屋に到着する参加者の表情はこわばり、疲労がピークに達している参加者も随所に見受けられる。いつまでも狭い東屋に参加者全員が雨宿りするわけにはいかず、さりとてこの悪天候では先を急いで昼食会場へと向かうにも危険が伴う。

進むべきか、戻るべきか・・・。主催者側の結論はスタート地点へ引き返す、というものであった。恐らく参加者に異存のあるものはいないだろう。これ以上無理に先を急いで、事故があっては元も子もない。

主催者側にとっても、苦渋の決断であることには間違いない。参加者も一様に落胆している・・・かと思いきや、ここだけの話ワタシはホッと胸をなで下ろしていました。実は先頭集団と一緒に走っていたので、もはや体力の限界だったのですよ〜。どう考えてもこの先80km走るだけの余力は残っていません。ワタシの辞書に『ペース配分』という言葉は無いのですッ!ダメねぇワタシって。


第二エイドステーションからスタート地点へと向けて、雨の中を次々と出発していく参加者たち。110kmを完走するという目標を失ったワタシは気持ちを切り替え、新たな目標を掲げて再び先頭集団へと加わる。

新たな目標とは?鹿屋体育大学 自転車競技部OBで今回の大会に特別参加なさっているTeam VANG Cyclingの清水選手の後方を走り続けること。だって、プロ選手と(たとえサイクリングではあっても)一緒に走ることが出来るんだゼ!ひゃっほう!!

もちろん、先頭を行く清水選手と自転車競技部部員の方はスピードを抑えて余裕タップリで走行しているに違いないのですが、ワタシにとっては限界ギリギリのスピード。それでも出来るだけ清水選手のすぐ後方に陣取り、前輪を当てないよう細心の注意を払いつつ、わき目もふらずにひたすらペダルを漕ぎ続ける。


空はいつの間にか快晴となっていた。


そしてR269と合流する交差点へ到着。スタート地点へ向けて錦江湾沿いのルートを北上。時折現れる上りではどうしても遅れてしまうが、何とか挽回して再び先頭集団に潜り込むの繰り返し。これはマジでシンドイっス・・・。

R269とかのやばら園の分岐地点で清水選手は直進。これから単独で練習走行されるのかしら?そして私たちは右折しゴールへと向かう。スタート直後の急な下り坂は(アタリマエのことではありますが)急な上り坂へと変わり、ヤな予感は見事に的中する。

先頭集団はスピードを緩めることなく坂を駆け上っていき、ワタシはひとり取り残される。『くっ、ここまで先頭集団に食い下がってきたのにィィィ!』と悔しい気持ちでいっぱいとなるものの、ここまで諦めずに頑張れたことは少しだけ誇らしくも思う。第二集団からも抜かれてしまうが、もはや上り坂を加速するだけの体力は残っていない。


それでも何とか坂を上りきり、ゴール!走行距離は“たぶん”60kmで走行時間(休憩時間を除く)は“おそらく”2時間30分でした。いやぁ〜マジで疲れたっス・・・。



ゴール直後のようす。バナナがあればとりあえず幸せ。ウッキー!(笑)。


<<明日へ続く>>

  • きょうのトレーニン
    • 自転車通勤・・・20.0km
    • 水泳&水中ウォーキング・・・1時間
  • きょうのからだケア
    • 特になし
  • からだデータ
項目 内容 前回比 注記
体重 69.7kg -0.2kg  
体脂肪率 18.6% +0.5%  
筋肉量 53.8kg -0.4kg  

※身長174.0cm 標準体重66.6kg


[きょうのひとコマ]
『スタート地点へと引き返す』参加者への通達の瞬間 Photo:moizee